モヤモヤしたら、そっと動く
ある夜、疲れ果ててぼうっとテレビを眺めていたら、若い女性アイドル(?)のような人が「ドヨンとした」経験について語っていた。同じようなポジションの別の人が、「いい番組」の司会に決まったという。後輩のような人に追い越されたか、場所を取られたというようなことを思って、2、3日へこんだ、ドヨンとした、とか。本当に芸能界は大変だ。しかし、それに近いようなことは誰の身にも起こることかもしれない。食っていくための...
View Article「手帳」という憧れの景色
時々、フと「手帳ってもっと有効につかえるんでは?」などと思って、検索してみる。……と、なんだかすごい。いろいろな人がいろいろな工夫をしている。使いこなしている。その技術がいろいろ整理されている。それにこの季節になると、来年の手帳が文具店だけでなく書店でも並び出す。そしてびっくりするぐらいバリエーションがある。それだけ売れる=みなさん有効に使っていらっしゃる、ということだろうと思う。翻って自分のことを...
View Article打合せの道具を眺める遊び
打合せや取材の時、ついついひとさまがどうメモをとるのか見てしまう。観察、というほどのことではなく、失礼ながら、みなさんがどう仕事をしているのか少しのぞき見させてもらうのが楽しいというそれだけ。自分にちゃんとメモを取る能力がないことを自覚していて、書ける人が羨ましいのかもしれない。近頃はオンラインが多くて、相手の様子はよくわからなかったりするのが残念だ。今となっては、ノートPCでメモを書く人が多い。自...
View Article「正しい」ペンの持ち方はあなたにとっても「正しい」のだろうか?
近頃、と言ってもここ5年ぐらい、手書きをし過ぎると手指が痛くなるようになった。それほど重傷ではないものの、とは言え気持ちはよくない。親指の第一関節を握りこむような動作をすると、違和感、もしくは軽い痛みを感じる。きっと長年染みついた手指の使い方、その悪癖が原因なのだろう。しかも自分でそのことに気付いてもいないのだろう。だからそれを知り、そして矯正できないかと思って調べてみる。が、しかし、これがなかなか...
View Article集中力、というのがよくわからない。
時々、集中力ないなあ、とぼんやりと感じたりする。自分の話。仕事をしていて、例えば30ページぐらいの資料を書くというような、まとまった作業に取り組もうとする。しかし、別のことが気になって、目の前の作業がおろそかになる。あ、あの人にメール打たないと、気が重いな……、あの件の進捗どうなってるかな……、Slackに急ぎのメッセージ来てないかな……、とかなんとか。あるいは、新幹線に乗っているとき、あまり本が読...
View Article何かに支配されながら『チェンソーマン』を読む
いやー、『チェンソーマン』、いいですね。マンガの世界のことは疎いけど、すごい、と遅ればせながら感嘆。(マンガをカラー版で読んだ。アニメはまだ)。バトルもの、ヒーローものとしてマーベル作品を見るように、あるいはおそらく作者が好きなんじゃないかと想像するタランティーノ映画に入り込むように、そのスタイリッシュさを存分に楽しんだ。専門的なことはわからないけど、コマ割りや「カメラワーク」みたいなものにもぐっと...
View Article写真を撮る生活を楽しくするアイデア(221028)
・いつもカメラを持ち歩く ・そのためのカメラを買う・iPhoneでも真剣に撮ってみる・カメラの取り回し・運用を研究してみる ・どういうストラップがいいか、そのデザイン…… ・ネック、手首、ハンド……...
View Article読書する生活を楽しくする私的アイデア(221031)
読書を楽しくする私的アイデア(221031版)。朝倉さん家の屋上より。特に写真に意味はありません。 ・ゆっくり読む ・線を引いたり書き込んだり たいしたことのないことでも ・マーキングorマルジナリア用の筆記具を選ぶ ・あえてちょいちょい休憩をいれて、反芻する、噛みしめる、ぼんやりする ・本の中にでてきた固有名詞や知らないことを調べてみる...
View Articleぺんてる エナージェル への偏愛を(妄想入りで)述べる
ボールペンについての細かい話。誰にも通じない覚悟。特に結論はなさげ。しかし、こういうのもインターネッツにあってもいいというか、みなさんの話も聞きたい、などと思ったりするので、試みに自分の偏愛について書いてみる。◆左からエナージェル...
View ArticleKindle、紙の本、脳 (と中年男性)
時々、過去に読んだことを忘れて、もう一回、その本を買ってしまうことがある。昨日も、ある本のKindle版を買って読み始めたら「……なんかどこかで読んだような……」という気になってきて、おそるおそる本の小山をかきわけたら、果たして、あった。紙で買っていた。われながらアホらしい。似たような話で、どの本を読んだかわからなくなってしまうこともある。個人的に、エンターテインメント系の本は、わりと早めに処分して...
View Articleオフィス仕事の難易度が高すぎる(解ナシ)
とある知り合いと話していたら、その人のオフィスでは、ブラウザを自由に選べない、という話になった。その他にも制限がいろいろあるという。会社的に、何かご都合があるのだろう。まあそれならそれで仕方ない、と感じる反面、そういうオフィスでは働くのが難しい、難易度が上がるのでは、とも思う。...
View Article終わらせる、あるいはパンツ2枚捨てること
何かが行き詰まっていたり。うまくいかなかったり、やる気が出なかったりする時。そういう時、思う存分もがく or あがくのもいいと思うが、「終わらせる」のもいいのではないかと思う。子どものころ、新しいノートを買ってもらうと妙にやる気が出たりした。それと同じ。例えば……、...
View Articleぺんてるエナージェルは、青インク+クレールフォンテーヌ
ノートとペンの相性についての個人的な話。先日、「エナージェル ユーロ」というぺんてる社製ボールペンがいいんだよね、という話をした↓。notelets.hatenablog.com...
View Articleスマホってなんなんですかね。みなさん、お好きですか?
年々、スマートフォンが気持ちよくなっていく。いや別に、スマホを使うとバカになるとか、そういう高尚なことを言いたいわけではない。ただ、楽しくないというか、しっくり来ていないというか。iPhone3G以来、それなりにスマートフォンを使ってきた。新モデルが出るのをわくわくしながら待ったこともある。Androidも何台か。仕事にも関係があるから、それなりにいじってきたように思う。しかし、ここ数年は……。理由...
View Articleエイヤ、を学習し直す遊び
何かを選ぶのは難しい。年々、難易度が上がっている気がする。その原因は、もちろん情報の増大。例えばカメラを買うとする。昔は、カタログやら店員さんやら雑誌やら、限られた情報源から選ぶほかなかった。しかし今は……、個人のレビューがある。SNSもある。比較サイトがある。そのカメラで撮った写真を何万枚も見ることができる。みなさんがいろいろなことをいろいろなところで言う。メーカー側の情報発信も進んでいる。デジカ...
View Article暖かくなってきた。何を着ようか。わからない。
ちかごろ、何を着たらいいのかわからない。(いや、正直に白状すれば、昔から。常に自分の服のセンスには疑問を抱きつつ生きてきた)もう少しすると、いわゆる季節の変わり目。暖かい日が増えてきて、何かをごまかすように着ていたダウンジャケットに頼ることができなくなる。じゃあどうする。……わかんない。去年はいったい何を着ていたのか。いや、そもそも、季節など関係なく、どんな服を着ればいいか、いつもわからないでいる。...
View Articleノン・プログラマーのためのMacツールボックス:「考える道具」をどう作るか
今、個人的に気にしている、非プログラマのMacの使い方のメモ。主に考える系のタスクを想定している。自分はテキスト寄りのアタマなので、もしかするとブログを書く人にも有効かもしれない。詳細はさておき、ざっくりとその要素を(でも長くなった)。アプリケーションだけでなく、人間の側の使い方なども含めて。▼前提おおまかに言って、Macは「外部足場」として扱っている。外側にある脳みそというか、記憶装置という側面も...
View ArticleジェネレーティブAIとか物語とかヒトとか
ジェネレーティブAIとか、ChatGPTとかなんとかこんとか、かまびすしいですね。自分の仕事にも関係が大あり、だそうなので、ちょいちょいいじってみたりしている。少々の金を出してみたりもしている。自分の力量では当然ながら、「こうすりゃいい!」「こう使え!」「これからはコレなしでは生き抜けない!」……とかなんとか、答えが得られるわけでもない。うだうだと付き合ってみている。自分の関心は、大きくふたつに分け...
View Article巨人たちの肩の上に乗って、とは言うものの:-(
先人に学べという。巨人たちの肩の上に乗って、という。確かにすべからくこれまで生きた人たちの世話になって、今の世界や自分がある。それは間違いない。遠くても近くても、いろいろな人に学んできた。しかし、学べないこともある。例えば、自転車の乗り方はどうか。結局のところ、自分で体得するしかない。同じように、「自分のこと」も自分でしか学べない。どう生活するか、どうメシを食うか、今この瞬間、何をどうすべきか。誰か...
View Articleとある安い万年筆がサイコーであること
なぜかわからないんだけれども、ある安い万年筆が最高に調子いい。パイロットのプレラ、正式には「プレラ 色彩逢い iro-ai」。いろあい、と読むのか。 www.pilot.co.jp...
View Article老眼でも快適なデスクワークをするための対応 - ある凡人のケース
近頃、目が疲れやすいと感じていた。本を読むのが続かない。すぐにイヤになる。当方、近眼・老眼。メガネを外すと、あまり快適に読めない。メガネをすると、今度は老眼がジャマをする。もちろん老眼鏡をするだけでは何も見えない(近眼とはそういうもの)。詰んでる。基本、いろいろニブい人間なので、それでもボンヤリ過ごしていた。しかし、ある日、近眼老眼仲間が遠近両用のメガネを作ったと言っていたことに思い至った。ああそう...
View Articleアイデアのその先問題 と 対策の素朴理論
仕事を構成する要素として、「アイデア」というのがある。発想というか。起業のネタを思いつくのもアイデアだし、今この目の前にあるメールにどんな返信をするかもアイデア。だから「クリエイティブ」という名詞で呼ばれる職種じゃなくても、また事務的な作業をしていても、アイデアが仕事の核心にあるようにも思える。とは言えやはり、アイデアを出す時には、「普通じゃない」ことが求められる。ぱっと思いつくもので事足りるならば...
View Article安い方のAirPodsが好きだという話
しばらく使っていたAirPods(第2世代)のバッテリーが死んだ。発表の少し後に買った記憶がある。ということは、もう4年以上使っていることになる。みなさんの声を聞いてみると、そのぐらいが寿命らしい。左だけ、20分ぐらいで♪ポンポロリンみたいな音がして切れる。見ると、ついさっきまで96%となっていたのが唐突に0%になっている。何度リセットをかけても変わらない。代役を探しながら、改めて、AirPodsは...
View Articleアイデアが出なくなったときに思い出す外部足場(仮)
アイデアとか発想とかを生み出すこととかについて、今の自分の捉え方を残しておく。たんなるひらめきを得ることだけではなく、それを元に何かを為すことまで、一連の流れで。先人の助けを借りて、しかし自分にフィットするように。自分にできる範囲で。全体としては、3段階で捉えている↓↓。①単純なアイデア発想②アイデアを発酵/育成/熟成させる装置③アイデアを試すお砂場▼①単純なアイデア発想シンプルな、単独の、ひらめき...
View Article「めんどくさい……」をどうにかしたいおじさん達の結論
本当に久しぶりに、同級生と会う機会があった。ご健勝で何より。じじいがふたり、このぐらいのトシになると、笑えない出来事があるのも普通なので:-0その中で、なぜか「あーめんどくせ、なんもしたくね、という状態になったときにどうするか?」という話になった。これがなかなかおもしろかったのでメモしておく。...
View Article学ぶことが簡単になった世の中だけど、学ぶ機会が奪われているので収支はどうなのか
今の世の中のいろいろなことが、自分のような凡人から学ぶ機会を奪っているような気がする。例えばリモートワークというやつ。誰かの仕事っぷりを見て、体感して、感心したり学んだりするという経験ができない。コストパフォーマンスみたいなのも同じ。今はタイパ、といういいかもあるようだけど、いずれにせよ無駄とか、失敗、試行錯誤をする余地とか、奪われている。そういうある種の「もがき」みたいなものから得るものも多いと思...
View Article細かな作業が嫌じゃなくなる方法 をいいトシして学ぶ
昔から、繊細な作業が壊滅的に苦手だった。そういうものをできるだけ避けてきた人生と言っていい。学校の授業のノートをきっちりとるとか、家庭科の裁縫の時間とか、プラモデルとか、事務作業とか、きっちりデータを取る仕事とか……。なんというか、徳が積まれない人生であった。そういう作業は、やっていてとても疲れる。続かない。うまくできない。そもそもやる気にならない。だから、時々テレビなんかで伝統工芸の職人さんの仕事...
View Article足下に埋もれているなにごとかの話。とかなんとか
みなさん、生活とか仕事の仕方とかをなにか少しいい感じにしよう思った時、どんな風にしているのだろうか。自分の場合は、時々、仕事の仕方の見直し期間を設けたりする。と言ってもごたいそうな話ではなくて、単に少しスピードを緩めて、コレでいいのか自問しながら進める、ぐらいの話。メタ認知というヤツをちょいちょい挟み込みながらやる、ぐらいの話。昔から習慣的に、そんなことをしている。近頃、ふんわりとそういう期間を持っ...
View Article